性器ヘルペスの症状にはバルトレックス効きます

長い髪の女性

ヘルペスは身体中に発症する可能性のある感染症ですが、特に注意が必要なのが性器ヘルペスです。
女性の場合、構造的に乾燥しにくく病変にも気づきにくいため、ヘルペスが発症しやすいという特徴があります。

性器ヘルペスに罹患すると、初感染時と再発時で症状は大きく異なります。
初感染時が最も症状が重く、水膨れや灼熱感といったヘルペスの一般的な症状以外に患部の激痛や排尿痛、頭痛に全身の悪寒、高熱に嘔吐など様々な症状が同時に発症するので非常に辛いです。
10日から2週間ほどで治癒することが多いですが、中には重症化しすぎて入院治療が必要になるケースもあり、たかがヘルペスと楽観視はできません。

再発時はある程度免疫もついているので症状は軽く、水膨れや潰瘍、痒みなどが現れる程度で済みます。
水膨れが破れると痛みを感じることもありますが、我慢できないほどの痛みではありません。
再発の場合は治癒までの期間も短く、1週間ほどで症状が軽快する人が多いです。

どちらの性器ヘルペスも、治療するにはバルトレックスが第一選択薬となります。
バルトレックスはバラシクロビルを主成分とするヘルペス治療薬で、バラシクロビルがウイルスの増殖を阻害することで症状の治癒を早める働きがあります。
放置していると治癒まで1週間以上かかりますが、服用すれば長くても5日以内には改善させることができますし、ムズムズとした発症の前兆段階で服用すれば水膨れを作ることもありません。

バルトレックスは性器ヘルペスに対して非常に高い有効性があり、製薬会社の臨床試験では90%以上の患者で症状の改善が認められました。
しかも再発を抑制する効果もあり、1日に1錠の服用を8週間から1年ほど毎日続ければ、頻繁に再発を繰り返していた人でも40%は症状を抑えることができます。

このように高い効果を持つバルトレックスですが、以前主流だったゾビラックスとどこが違うのか不思議に思う人も多いはずです。
ゾビラックスの特徴やバルトレックスとの違いを知り、どちらを選ぶか決めるようにしましょう。

ヘルペスはゾビラックスでも治療できます

近年はヘルペスと言えばまずバルトレックスが選択されますが、バルトレックス以前に使用されていたゾビラックスでも治療は可能です。
ゾビラックスはアシクロビルが主成分で、作用機序自体はバルトレックスと変わりありません。
バルトレックスはゾビラックスの欠点をカバーして開発された薬なので、効果そのものには大きな違いはなく、利便性や価格が異なります。

ゾビラックスでヘルペス治療を行う場合、1日に5回服用しなければなりません。
アシクロビルは有効性の高い成分ですが、肝臓ですぐに分解されてしまうため、体内に長く留まることができません。
このため頻繁に服用しなければ、効果的にヘルペスウイルスの増殖を抑えられなくなります。
このため5回もの服用が必要となり、飲み忘れも増えるのであまり効果を得られないと感じる人も多いです。

しかし、バルトレックスと比べて薬価が若干安いというメリットもあります。
バルトレックスの薬価は約450円ほどですが、ゾビラックスは340円ほどです。
少しの違いですが、帯状疱疹など服用する量が多い場合は無視できない金額差になります。
また、バラシクロビルとアシクロビルは状態が微妙に異なるため、体質的にバルトレックスが効かなかった人でもゾビラックスなら効いたというケースもあります。

気になる副作用については、頭痛や吐き気、眠気に下痢などの症状が一般的です。
発症頻度は低いですが、光に対して過敏になる光線過敏症という副作用もあるので、運転中などは注意しておきましょう。
副作用はいずれも軽く、服用が終われば治まることがほとんどですが、あまりに症状が強かったり服用後も治まらない場合はすぐに病院を受診してください。